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2022年04月08日 [お知らせ]

残念ながら、今年も中止となりました

狭山市の「むし歯予防デー」、ご存じでしょうか。
歯の衛生週間に合わせて、6月の第1、あるいは第2日曜日に狭山台の保健センターで開催されるイベントです。

残念ながら、今年も中止となってしまいました。

理由は言うまでも無くコロナです。昨年末頃は、「来年(令和4年)は3年ぶりに、間違いなく出来るなー」と確信を持っていたのですが、よもやのオミクロン株感染拡大により今年も開催を断念せざるをえませんでした。

狭山市の「むし歯予防デー」は、狭山市・歯科医師会・歯科衛生士会に加え、明海大学歯学部の学生さんにも協力していただく大きな催しで、過去には最大で1200人強、近年でも毎年800人ほどの方々が来場されるイベントでした。
内容は無料の歯科健診・歯の健康相談(私も矯正相談を担当しました)・お子様へのフッ素塗布などと、歯磨きペーストや歯ブラシといったお土産のプレゼントです。
ご来場者様からも「毎年楽しみにしています」というお声を、少なからずいただいておりました。

私は2019年に歯科医師会内で地域保健の担当となり、みかりば・小幡歯科医院院長 中野先生と共に、このイベントの中心的な役割を担うこととなりました。その年もおよそ800名の皆様にご来場いただき、そのふれあいの中で地域保健の重要性を改めて認識したものです。

しかし一昨年、昨年と中止になり、今年も中止が正式に決定したため、
現状、2019年が虫歯予防デーが開催された最後の年になります。

この春から、各種イベント、コンサートなどは感染対策を行った上での通常開催に舵を切ってきています。虫歯予防デーが同様にできない理由は、屋内の比較的混雑した中で複数の人がマスクを外す状況が必然的に生じるという点にあります。
時間帯を区切って予約制にするといった代替案も出されましたが、それもリスクをゼロに近い形にできるものではなく、今年は見送り、完全中止の判断となりました。

さすがに来年こそは・・・と思いますが、今までの感染の推移をみると、悲しいことにもうそれも確信が持てない自分がいます。ひょっとしたら、今までの形式での開催は今後もう不可能になるということもありえます。
コロナ前の生活に戻ることが出来ればこれほど嬉しいことはありませんが、「ウィズコロナ」を前提とした事業の根本的な見直しを、我々もしていかなければいけないのかもしれません。
しかしそうであったとしても、何とか地域の皆様とふれ合える場を、時世に見合った形で作っていければ―いや、いかねばと考えております。