小児矯正と成人矯正
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矯正治療は、歯やあごの骨が成長段階にある子どもの時期にしか受けられない、と考えている方もいらっしゃるようです。
実は、基本的には矯正治療に年齢制限はありません。
当院では子どもから大人まで、幅広い年代の方の矯正治療に対応しています。
「歯ならびが気になる」という方は、どなたでもお気軽にご相談ください。
小児矯正の開始時期
子どもの矯正治療は何歳ごろに始めるべきか？
これは一概に答えられません。お子さんの歯ならびの状態や、永久歯への生え変わりがどの程度進んでいるかといったことで、治療開始が望ましいと考えられる時期は変わってきます。全て永久歯に生え変わるまで待って治療を始めた方が効率的な場合や、乳歯が残っている時期に早めに治療を始めた方が後々有利になる場合があります。
また、歯やあごの骨の成長を利用した治療を行う場合は、成長期の段階に合わせて装置を使用することが重要になります。
上記のように、どのような治療の展開になるかは一人一人異なります。
しかし当院では、
- 装置を装着する期間をなるべく短期間に
- 治療を終えるまでの負担をなるべく小さく
- 可能であれば非抜歯で(※どうしても治療に抜歯が必要な場合ももちろんあります)
という点を重視して治療を行います。
早期に治療を開始するメリットがなさそうであれば経過観察を行い、早期に開始しなければ歯ならびの不正が悪化してしまうと考えられる状況であれば、患者さんのご意向を確認した上で治療をお勧めいたします。
成人矯正の開始時期
大人は歯やあごの骨の成長が完了しているため、始めるのに最適な時期というものはありません。
治したい、というお気持ちを持たれたときが治療開始時期と言ってもよいかもしれません。患者さんのご要望を取り入れながら、その方に合った治療方法・装置をご提案いたします。
成人矯正の注意点
矯正治療に年齢は関係ありません。歯ならびを治したいという前向きな気持ちをお持ちでしたら、いくつなっても治療を始めることができます。
ただ成人の方は、歯肉や歯を支える周りの骨の病気(歯周病)に罹患していたり、個々の歯の状態に問題がある割合が比較的高く、そのような場合はまずそちらの治療を行ってから矯正に入ることになります。
また歯の動く速度には個人差がありますが、子どもに比べると若干長めにかかる傾向があります。