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2024年12月10日 [お知らせ, 院長コラム]

年末年始の診療のお知らせと、ちょっと映画のこと

当院の年末年始の休診についてお知らせいたします。
12月29日(日)より1月4日(土)の7日間を休診とさせていただきます。
新年の診療は1月5日(日)午前10時からとなります。
この期間に装置が外れるなどして痛みが出てしまったような際には、狭山市近辺に在住の方は急患センターにて応急処置をしていただいて下さい(市外の方も御利用いただけます)。
住所と電話番号は以下の通りです。

狭山市急患センター
狭山市狭山台3丁目24番地

TEL:04-2958-8771

急患センターが遠い方は、地域の消防署に電話いたしますと、休日診療を行っている診療所を教えていただけます。そちらで応急処置をお願いしてください。
なお、当院の留守番電話にご連絡いただければ、年始の診療開始後速やかに対応させていただきます。

もうコロナ禍も遠い昔のような気がします…。
しかし、ウィルス自体が消えたわけではもちろんありません。どうぞお身体に気をつけて、楽しい年末年始の時期をお過ごしください。受験生の方は万全の体調で試験当日を迎えられますよう、そして最高の結果になりますことを心よりお祈りしております。

さて、話は変わりますが年末に1本映画をお勧めさせていただきたいと思います。

「アイミタガイ」
今年の1本挙げろといわれれば、こちらでしょうか。

※映画『アイミタガイ』((C)2024「アイミタガイ」製作委員会)場面写真より引用


いわゆる群像劇(いくつかの登場人物の物語が平行して描かれ、それらが絡み合っていく作品)です。洋画では「ラブ・アクチュアリー」「マグノリア」などが有名です。邦画なら伊坂幸太郎さん原作の映画「アイネクライネナハトムジーク」などが挙げられますが、この映画は群像劇として、邦画として、稀にみる成功を収めた映画だと思いました。
未見の方にはあまり予備知識を入れないで観ていただきたいので内容には触れませんが、とにかく暖かくて優しい映画です

登場人物の一人、田口トモロヲさん演じる図書館司書に「いままで善人ばかりでてくる小説はどこか嘘くさいと思っていた。でも、今はそういうものを信じたいと思う」といった台詞があります。
これはこの映画自体を表してもいます。善人ばかりの世界、観る人によってはファンタジーのように思えてしまうかもしれません。
それでも、この映画は素晴らしかった。
今、世界のあちこちで戦争をやっていて、ニュースも暗い話題ばかり。日本にいて当事者意識を持つのは難しいところもありますが、それでも「人間って一体何なのだろう」と考えてしまうこと、あると思います。
そんなとき、たとえ絵空事に近いようなことでも、「やっぱり人っていいよね」と感じさせてくれて、鑑賞後ちょっと人に親切にしたくなる。「アイミタガイ」はそんな映画でした。
「相身互い(あいみたがい)」という素敵な言葉を知ることも出来きましたし、この作品に出会えて本当によかったです。
残念ながらぼちぼち公開も終わりに近づいているようですが、もし鑑賞の機会がありましたら、ぜひ。

それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。