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2024年11月01日 [院長コラム]

REBECCAのコンサート、行って参りました

一月ほど前のことになりますが、REBECCAのコンサートに行って参りました。

前回武道館で開催された再結成コンサートは2017年。Billboard で行われた小規模のライブを除けば、実に7年ぶりのツアーになります。

REBECCA全盛期の頃、私はちょうど大学生。歯学部の学生として一生懸命勉学に励んで(?実際は暇さえあれば新宿で映画ばかり観て)いましたが、私も含めREBECCA好きがいまして、皆でチケットぴあに電話をかけまくったりしてチケット確保に奔走していた思い出あります。

そう、昔はネットなんか無かったですから、コンサートのチケット購入は電話かけたり発売日に朝からプレイガイドに並んだりしていたのですよね・・・電話でいつも話し中のことを、今でも仲間内では「チケットぴあ状態」なんて言ったりします。若い人にはなんのこっちゃさっぱり分からないでしょう笑
今となっては良い思い出です。

7年前の真夏に開催された日本武道館のライブは、約30年ぶりの参戦ということもあり始まる前からもう感無量。1曲目の「Motor Drive」でNokkoの生声を聴いた瞬間にどっと涙腺崩壊しました。月並みですが、大学時代の、まだ若くて健康で、悩みもそんなに無くて、毎日のんきに過ごしていた二度と戻れない日々に一気に引き戻されちゃったのです。人生で最高のライブを1本挙げろと言われれば迷わずこのライブを挙げる、それくらい感動的な2時間でした。

実は今回のツアーは、前回より開催回数は多いものの武道館クラスの大箱が無く、全て2〜3,000人規模のホールツアーでした。チケット入手は今までにも増して極めて厳しい戦いになることが予想され、東京と埼玉の公演は全日エントリーしたのですがことごとく外れ。1次、2次、ときて、もうだめかと諦めかけたところ最後の3次プレオーダーなるもので奇跡的に9月22日の当選が1枚出ました。

椅子から飛び上がりました。ほんとに、それくらい嬉しかったです。

チケットがとれたのは東京・昭和女子大学人見記念講堂の公演。生まれて初めて三軒茶屋なるおしゃれな駅で降りました。

前回の武道館から7年。私も、NokkoはじめREBECCAのメンバーもさらに7歳年を重ねました。期待と、同じくらい不安もあった(Nokkoの声の調子はどうだろう?)当日の参戦でしたが、結論から言えば今回も本当に素晴らしいライブでした。

昔のとんでもない勢いで観客にぶつけてくるようなヴォーカルではありませんが、つるべ打ちに繰り出される往年の名曲は1曲1曲丁寧に歌い上げられ、声量も文句なしです。特に名バラード「Maybe tomorrow」は、いままで聴いた同曲の中で一番胸に迫る感動的なものだったと思います。

今回も涙、涙であっという間に過ぎ去った2時間でした。再びツアーを開催してくれたメンバーには、もう感謝しかありません。

Nokkoはもうすぐ61歳。私も来年60歳。まさに同年代です。ホットパンツを履いて歌い踊る還暦のNokkoを観ていて思ったのは、ほんとに年齢なんて関係ないなあということ。

今回のツアーにあたって相当なトレーニングを積んできたであろうことは想像に難くありませんが、何かを成し遂げようとする前向きな気持ちは年齢を軽く凌駕していくのだとしみじみ教えられました。

私もまだまだ頑張らねば。

全日程が終了しているのでもうネタバレになることは無いと思いますが、締めのアンコールラスト曲、ツアーにあわせて今年発表された新曲でした。現在進行形のバンドであることを宣言するような選曲で、とても格好良かったです。いつになるかは分かりませんが、またREBECCAはコンサートを開催してくれるでしょう。その時は、いくつになっても若々しいNokkoの歌声を聴きに、自分も元気に参戦したいと心から思います。

ありがとう、REBECCA!