矯正治療の進み方

2 治療中のこと


診断でのご説明をお聞きいただき、治療開始のご承諾をいただきますと、装置を装着して実際の治療に入っていきます。ここでは3つのことについてご説明いたします。

装置装着後の痛みについて


「実際に矯正をした人に話を聞くと、しばらくは痛くておかゆを食べるのにも苦労したらしいのですが、本当にそんなに痛いのですか?」

相談にみえられた患者様からこのようなご質問をしばしばいただきますが、現在矯正に用いられる装置は非常に洗練されてきており、治療中つねに痛みがついてまわるようなことは決してありません。ワイヤー(歯を動かすのに用いる金属線)には持続的にゆるやかな力を発揮する形状記憶合金を多く用いますので、痛みや不快感を感じるにしてもごく短期間でしょう。もちろんこれには多少の個人差がありますが、歯の移動開始時に3日間ほど痛みや歯が浮いた感覚を経験なさる方が多いようです。


お約束について


歯を動かしている時の矯正治療のお約束はほぼ3〜6週に1回のペースです。毎回の診療には短くても30分、装置をつけるときなどは1時間ほどのお時間をお取りしております。むし歯の治療など異なり、そう頻繁に通院しない代わりに、1回の診療に比較的長いお時間をいただくわけです。
皆様には、その約1ヶ月に1回のお約束をできるだけ大切にしていただきたいと思っております。お仕事や学校の行事、塾やクラブ活動などいろいろなご予定がおありだと思いますが、なるべくお約束の日においでになれるよう、スケジュールの調整をしていただければ幸いです。お約束は平日の夕方や土曜・日曜を希望なさる方が多く、そのような時間帯ではキャンセルになった場合、次に同じだけのお時間をお取りできる日が、かなり先になってしまうこともあります。お約束の日に来院できなくなるようでしたら、なるべく早めにその旨ご連絡いただければ幸いです。
いたずらに治療期間を延ばすことなく、1日も早く美しい歯並びになるためにも、皆様のご協力をお願いいたしております。


口腔衛生管理について


治療を行っている皆様には私たちがその方その方に合った歯ブラシをお渡し、それを用いた歯磨き指導をさせていただきます。歯ブラシは毛先が開きましたら、1回の来院に付き1本は無料で差し上げておりますので、どうぞ受付で遠慮なくお申し付けください。(一部お買い求めいただく種類の歯ブラシもございます)
磨き方が足りないときや磨き方にもう一工夫した方が良い場合は、そのつどアシスタントがご指導いたします。
治療前に歯を磨きたい方は、待合室のブラッシングコーナーをご自由にお使いください。
なお、当診療所では、歯ブラシ指導のほかに、予防歯科先進国のスウェーデンなどで広く行われているPMTCという歯面清掃法を導入し、矯正治療中のお口の中をきれいに保つお手伝いをしています。
また、特にカリエスリスク(むし歯になる危険度)が高いと判断される方には、積極的なフッ素使用をご指導いたしております。フッ素を用いたむし歯予防の方法を紹介した小冊子も待合室に常備しておりますので、よろしければお持ちください

   いとう矯正歯科